こんにちは。『旅とテクノロジーのあいだを楽しむ綾祢です🎮️』。
今回は、「AIで“自分らしさ”を再現できるのか?」というテーマで、福岡で開催された「AGI福岡 第5回」のLTに登壇してきました。生成AIやAGIにまつわるさまざまな視点が集まり、学びと驚きに満ちた一日でした。この記事では、私の発表内容に加え、他の登壇者の印象的なLTや、会場の雰囲気についてお伝えします。

※2025/03/31 13:20(更新)我妻さんの箇所に誤りがありましたので再確認&アップデートしました。(記憶と文字のファクトチェックが誤ってました…)謹んでお詫び申し上げます。
AGI福岡ってどんなイベント?
AGI福岡は、生成AIやAGI(汎用人工知能)をテーマにした自由度の高いコミュニティイベント。
エンジニアや研究者だけでなく、ライター、クリエイター、アーティスト、SF作家など、様々な分野の方々の参加を歓迎されています。実際にエンジニアを中心にしつつも多様な方々が集まります。
今回の会場は「エンジニアカフェ」。
赤煉瓦の重厚感とモダンな雰囲気が心地よく、ゆったりとした中にも熱気のある空間でした。


私の発表:「自分をDeepResearchしてみた」
今回のLTでは、自分のブログの文体や世界観をGPTで再現してみようという取り組みについて発表しました。
- 概要
- 自分のブログ記事をDeepResearchで分析
- GPTsで文体やトーン、キャッチコピーの再現を試みる
- “情報性とキャラのバランス”を意識してチューニング
プロンプトの調整だけでなく、世界観の維持にも頭を使いましたが、反応も良くて手応えのある内容になりました。
📄 資料:AGI福岡5回:自分をDeepResearchしてみた
他の登壇者の印象的なLT
■ 我妻さん:「AGI福岡 第5回」
AGI時代に向けていまからできることを考えていこうという内容を中心にいまできることを共有していただく内容が主でした。
特にちょうどchatGPT4oのアップデートがあって、このアップデートによって画像加工がもっとできるようになったり、マンガが作れちゃうようになったことは、驚嘆に値するなぁと思いました。
📄 資料:AGI福岡 第5回
■ doradora09さん:「OpenAI製DeepResearchは既に一種のAGIだと思う話」
私の直前に発表されたOshiroさんのお話には、とても共感しました。
DeepResearchという機能を“分析ツール”ではなく、すでにAGI的な存在と捉える視点。自分を再現するという試みとも重なり、印象に残っています。
📄 資料:OpenAI製DeepResearchは既に一種のAGIだと思う話
■ satoa2さん:「AIエージェント達の場」
複数のエージェントが関係を持ち、場を形成していくプロセスを可視化。
創作・ゲーム的視点からも共感できる内容で、AIを物語の一員として捉えるような発想と、それを実現してしまうところ(実際に動いてるところを見せていただけました)が素敵でした。
📄 資料:AIエージェント達の場
■ kawara_yさん:「LM Studio + VSCode でローカル LLM にコードを書かせてみる」
LM Studio + VSCodeを組み合わせた、ローカル環境でのLLM活用の実践報告。
細かい設定やTipsもあり、私もLM Studioですぐに試したくなるような内容でした。
📄 資料:LM Studio + VSCode でローカル LLM にコードを書かせてみる
■ エビハラさん:「Agent内model移行の観測」
LangGraphを使って、モデルを切り替えたときに出力がどう変わるかを実験的に検証。
定量・定性的に比較された資料は非常にわかりやすく、personaの設定内容も含めて非常に参考になりました。
📄 資料:Agent内model移行の観測
会場の雰囲気と、告知
発表後の歓談タイムでは、登壇内容について直接こちらから聞いたりご感想をいただける機会もあり、とてもありがたい時間でした。文体の再現の話について興味持ってもらえたことも嬉しかったです。
実は4月10日(木)に同じエンジニアカフェにて「生成AI BAR vol.1」というイベントを行います。
カウンターブースを使用して、よりカジュアルな交流イベントになる予定です。興味のある方はおこしいただけると嬉しいです!

まとめ
第2回で知って毎回参加すると新しい発見があるAGI福岡。
今回は特に「今後AIとどんな関係を築けそうか」を見つめ直すきっかけになりました。
私たちは、AIを単なるツールとして扱う時代を越えつつあるのかもしれません。
自分を再現するというテーマも、技術というより“問い”に近づいている気がします。
では、また次のイベントでお会いしましょう。
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