こんにちは、綾祢です。今日は「カメラ付きスマホ」と言っても過言じゃないと思うくらい進化に驚かされた一台、Xperia 1 VIIのファーストインプレッションについてお伝えしてみたいと思います。
実は 「Xperia 1 II」をずっと愛用していました。長い年月を経て、「Xperia 1 VII」へとアップグレードしました。
この機種、単なるスマートフォンの枠を超えて”撮る楽しさ”を再発見させてくれる存在だと感じました。
ちなみに──、はじめてXperia 1 IIを購入したとき、すでにそのカメラ性能に大きな感動を覚えました。
それ以来、おでかけに一眼レフを持っていく頻度がかなり減ったんです。
Xperiaだけで「これで十分」と思えるクオリティが得られるシーンが多くなってました。
……とはいえ、もちろん一眼レフは今でも愛用していますし、手放すつもりはありません。
でもXperia 1 VIIが仲間入りしてからは、さらに一眼レフを使う頻度が減りそうな予感がするくらい感動してます。
実際に撮ってみたら感動した!
さっそく近所(?)のお気に入りポイントへサイクリングして撮影。
天気はあいにくの曇り空で、福岡タワーなどのウォーターフロントの街並みが霞む景色でしたが、違いを体感するには充分でした。
特に驚いたのは「望遠」の描写力。広角・超広角レンズの使いやすさも健在ですが、 遠景の圧縮感が非常に自然で、従来のスマホカメラでは味わえなかった立体感があります。 加えて、低照度でもしっかり明るさを保つセンサーのおかげで、暗所での表現力も格段に向上しています。
立体感のある被写体配置や、背景の溶け具合がとても自然。 スマートフォンの望遠レンズでここまで精密に描写できる時代になったんだ!と、驚かされました。

ボケモードの自然さにもびっくり
ポートレートモードも大きく進化。 背景のボケが過剰になりすぎず、被写体との境界線もなめらか。
これまでXperia1IIではボケモードの使い勝手が悪くて、Snapfeedを使ってボケを演出していたのですが、これだともうSnapfeedでの加工は不要です。
感覚の比較対象として、私が長年愛用している「Canon EOF 6D + SIGMA 28mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO」という組み合わせがあるのですが、 光学レンズのボケ感と遜色ないレベルが実現できて、Xperia1VIIで充分になりそうという印象を受けました。

パット見は完璧なのですが、まじまじと見ると、ボケ加工の甘さを感じますね。
スピーカーの進化にも感動
そしてもう一つ、明らかに感動したのが「スピーカーの音」です。 Xperia 1 IIの時点でもステレオスピーカーとして十分満足していたのですが、 Xperia 1 VIIでは音圧が一段と増し、再生される音に“明瞭さ”と“力強さ”=“臨場感”が増していることを感じます。
映画や音楽の再生時に「音が空間を包むように響く」ような感覚があり、 カジュアルなオーディオ好きの末席のようなレベルなんですけど、「これはXperia1IIに戻れない」と感じさせるだけのインパクトがありました。
スピーカーの再設計によって、低音の厚みや中高音のクリアさが向上しているようです。
外部スピーカーやイヤホンなしでも十分に楽しめるレベルに達しているシーンが多くなってそうと感じました。
進化したその他のポイント
カメラ以外にも見逃せない進化があります:
- ディスプレイ:フルHD+ OLEDに120Hzリフレッシュレート、従来比で明るさ+20%らしい
- チップセット:Snapdragon 8 Gen 3(Elite)で処理性能と省電力性が向上したみたい
- 動画撮影:21:9比率のシネマライク撮影に対応、Vlog用にも最適?
- オーディオ:LDAC対応の高音質ステレオスピーカー搭載したみたい
- 放熱設計:長時間使用でも安定した温度を維持してくれるみたい
- OSとアップデート保証:Android 15出荷、4年のOS更新+6年のセキュリティパッチ保証とのこと!
作例ギャラリー:Xperia 1 IIとXperia 1 VII
ここからは実際に撮影した作例です。
単焦点の望遠レンズで満足していたのに、望遠レンズが明らかにすごいですね!もう手なばせません。
Xperia 1 II 作例(2020年モデル)




Xperia 1 VII 作例(2025年モデル)





Xperia 1 II と Xperia 1 VIIのスペック比較
5世代も違うので正直別物と思ってもいいくらいの世代差ですが、違いはだいたいこんな感じです。
4Kから2K+に変わって、若干のドット感は感じますが日常利用には困らないレベルです。それより同じ画面サイズでも開口部が大きくなったのか、同じくらいの明るさ設定でも明るくなって見やすくなったと感じました。
項目 | Xperia 1 II(2020年) | Xperia 1 VII(2025年) |
---|---|---|
発売年 | 2020年5月 | 2025年5月 |
SoC | Snapdragon 865 | Snapdragon 8 Gen 3(Elite) |
RAM | 8GB(12GBモデルあり) | 12GB/16GB 固定 (16GBはSIMフリーモデルのみ) |
ストレージ | 256GB(microSD対応) | 256GB/512GB(microSD対応、最大2TB) (512GBはSIMフリーモデルのみ) |
ディスプレイ | 6.5″ 4K OLED, 60Hz | 6.5″ OLED Full HD+, 120Hz(明るさ+20%) |
バッテリー | 4000mAh | 5000mAh |
重量 | 約181g | 約197g |
防水防塵 | IP65/68 | IP65/68、Gorilla Glass Victus採用 |
カメラ構成 | 12MP×3(広角/望遠/超広角) | 48MP主+48MP超広角+可変望遠85-170mm |
OS | Android 10(~12対応) | Android 15(4年OS、6年セキュリティ) |
Snapdragon 865 vs Snapdragon 8 Gen 3(Elite)…ってどう違うの?
ずっとXperia1IIに満足していたので昨今のSoCについてよくわかってません。
そのため、「Snapdragon 8 Gen 3(Elite)」ってなんなの?と思っていたので、せっかくなので違いを簡単にまとめてみました。
観点 | Snapdragon 865 | Snapdragon 8 Gen 3(Elite) |
---|---|---|
製造プロセス | 7nm | 4nm(TSMC) |
CPU構成 | 1+3+4(Kryo 585) | 1+5+2(Kryo Prime/A720/A520) |
最大クロック | 2.84GHz | 最大3.3〜3.4GHz |
AI性能 | 約15 TOPS | 約45 TOPS(第7世代AIエンジン) |
GPU性能 | Adreno 650 | Adreno 750(4K/120Hzゲームも対応) |
通信機能 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、X75モデム統合 |
電力効率 | 標準的 | 約40%向上(同等処理で消費電力削減) |
実際のところ手元で動く高級PCですよね。
ゲームや動画編集など、何をさせても困らないレベルの処理能力だと感じています。
私としてはスマホがフリーズすることがなくなり、大満足です!
まとめ:Xperia 1 VIIは第二の本命カメラ📸
Canon 6Dのようなセンサーサイズとレンズが大きい一眼レフカメラには及ばない部分もありますが、 Xperia 1 VIIは「機動性」と「即応性」において圧倒的な強みがあって、充分と思う面も多いです。
ふと思い立った瞬間に、ポケットから取り出してサッと撮れる──。 そんな信頼できるパートナーがまたひとつ増えました。
今後も旅先や日常の中で、さまざまなシーンをこの一台で記録していこうと思います。
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