プロローグ
それはとある日の昼下がり。
友達からこんな打診を受けた。
「バイク、乗らない?」
予想していなかった話にわたしは目を白黒させた。
バイクの免許なんて持っていないからだ。
私は一瞬、たぶん数秒悩んだ上で答えていた「いる!おもしろそう!」
ようやくはじまった二輪免許取得
打診を受けたのは秋がはじまった頃。
気がつくとあっという間に冬になっていた。
冬になると自動車学校は混雑する。
――春になってから動き出そう、島根遠征が終わったら。
季節は初夏を超えて梅雨入りの6月を迎えていた。
幸いなことに通える範囲に自動車学校が複数あったので悩んだ。
悩みに悩んで何かと通いやすい位置にある自動車学校に決めた。
なにこれ、バイク起こせる気がしないんですけど!?とか、クランク難しいとか、自転車のクセが出てしまって左によりすぎとか、定番そうなエトセトラを経験して、キャンセル待ちに参加しまくって1ヶ月くらいで無事卒業。
無事に全部一発で通ったのが自分へ誇って良いポイントかな、出費的な意味で。
ちょっと自転車に乗ってる分が功を奏したような、そうでもないような、ロードバイクとモーターサイクルは思っていた以上にまったく別物というのが感想です。
続く
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