「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」
――自分のことながらこの言葉がよく似合うエピソードだと思う。
ことのはじまりは、しまなみ海道への旅から。
目的地は尾道。
自動車で行くか、新幹線で行くか、はたまたフェリー+自転車で行くか悩んでいた私に対してBROMPTON乗りの方がそっと背中を押すように、――それは私がずっとBROMPTONがほしいと思っていたことに対して背中を押すように、こうおっしゃられた。
「BROMPTONで行くメンバーと一緒に走るチャンスもあまりないでしょうし、僕のBROMPTONをお貸ししますよ。」
私は目を丸くする。
なんということだ、ずっと気になっていたBROMPTONに、試乗だとほんの数分、長くても10分くらいしか乗ることができない自転車に数日乗っても良いとおっしゃられる。
当日の天気が微妙でなおかつ、あまり調子の良くなかった私は「乗らないかもしれない」ということを事前に告げるが、「それでもいい。それがBROMPTONだ。」とおっしゃる。
いやおっしゃっていないかもしれないけれど、そういう意は行間に含まれていたと思われる。
そんなわけで私はBROMPTONをありがたくお借りした。
気が気でない天気予報が続く中、前日になってようやく当日の天候が快方に向かう。
晴れではないけど曇りで雨は降らないらしい。
宿はすでに取ってある。
私は意を決して、荷物のパッキングを自転車向けに組み直し、フェリーに乗ることを告げてしまなみ海道へ向かうことにした。
家から博多駅まで走って輪行、小倉駅から小倉港まで走って輪行、松山港から駅まで走って輪行、今治から尾道までサイクリングとイベントを堪能してホテルでひとやすみ。
ホテルから尾道駅から広島駅まで輪行、広島からホテルまで輪行状態で徒歩で歩いてみる(重かった。笑)、ホテルから呉までサイクリング、呉港から広島港までフェリーで輪行、広島港から広島駅までサイクリングして、広島駅から博多駅まで輪行。
と、こんなに経験したこと無いくらい細々と輪行する経験を得たわたしは博多駅からLORO BICYCLEさんに直行し、ハンドルとか仕様とか色々悩んでいたらトドメになるようなモデルが目の前に。
S2LのRAWカラーのチタンモデルが欲しかった私はどこへやら。
直後レジで届け出に必要な書類を書いている私がいました。
そうやって恋に落ちたBROMPTONさんは納車前にカスタムがはじまることに。
事前にいろいろ情報を聞いていたり、独自のルートで調べた情報に私が160kmほど走った経験を活用してちょっぴりカスタマイズ。
一目惚れで買ってしまったBROMPTON用バッグ
紆余曲折を経て当家で活躍していたTIAGRAのトリプルクランク
ぜったいBROMPTONにつけようと思ってた砲弾型ライト
iwanamyさんのカスタマイズを更に進化させたリアテールランプ
「いいな」と思い始めて約5年。
こうやって私の元にBROMPTONさんがやってきたのでした。
コメント
素晴らしい!
まさかの展開でびっくりでしたw
末永くブロンプトン乗っていきましょう\(^o^)/
ありがとうございます!
大活躍しております!!